※魔族と表記してありますが正しくは「魔種」でした。
ご指摘ありがとうございます。
使用データ:12/6~1/14使い魔別使用率ランキング
以前60コスト以上の使い魔別使用率を抽出しグラフ化した画像をツイッターに投稿したところ反響が大きかったので試験的に似たような感じの記事を書いてみることにした。ちなみに集計時やグラフ化の過程で入力ミスなどがあるかもしれませんので、こちらの情報は「目安」として下さい。
まず、12/6~1/14の使い魔使用率ランキングはこちら
注目すべきは前回38位だった「オーディン」がさりげなく28位と順位爆上げで風魔小太郎の使用回数を抜いていることでしょう。人獣使いから悲痛な叫びが聞こえてきそうですね・・・(白目)
ただ50位にラース・ジャイアントが新たに入ってきたので人獣にも若干ではありますが希望は残っている模様。
ちなみに他の使い魔たちに大きな動きは無く、平常運転です。しいて言えば前回48位だったラミリィが50位から漏れているぐらいでしょうか。ラミリィと一緒になって使われることの多い「とうてつ」が49位に居ますので、大幅に順位が落ちているわけでは無さそうです。
さて、こちらの使い魔使用率ランキングというのは「素の数字」を見ても「魔族多いなぁ」ぐらいの感想しか出てこないと思います。しかし、「バハムート」「紅蓮の魔導師」が目立っているだけであり、皆さんが思っているより魔族は少ないんじゃないかと感じるのです。ちなみにセンターモニターで一応「種族別使用率」の統計データが見れるのですが、どうにも「主人公の選択した種族」で計測されている(?)という話らしく、それならと12/16~1/14使い魔使用率ランキングを基に別途「種族別使用率」を作ってみました。
まずはグラフ(A)です。こちらのグラフは上記の12/6~1/14の使い魔使用率ランキングの各使い魔の使用回数を種族別に合計して割合を出したものです。グラフ(A)を見ると魔族が最も多く、人獣が最も少ない種族となっています。さて、これだけ見るといつもセンターモニターの統計で見るのとあまり変わらないですね。実際のセンターモニターの種族別使用率を取ってきたので比較してみましょう。
魔族:28.4%
神族:26.6%
海種:15.3%
人獣:15.3%
不死:14.4%
調査日:1/15(調査期間:1/8~1/14)
人獣の差が目立つ程度でそこまで大きい違いは無いようです。ただし、センターモニターの種族別使用率と使い魔使用率ランキングは統計の期間が異なりますので、大なり小なり誤差が出てしまいます。何よりも前述のとおりセンターモニターの種族別使用率は「基準が不明瞭」なため、実用的とは言えません。かといって私が作ったグラフ(A)も正確とは言えないでしょう。
現環境においては複数の種族を入れることが当たり前のようになっているので10コストは魔族、20コスト以上は別種族、などというのも少なくありません。その場合、実際に戦闘で活躍するのは20コスト以上の別種族ですが、キッチリと10コストのマナ貯め要員も統計に反映されるのです。それで「魔族が多い」と本当に言えるでしょうか。
そこで私は10コスト及びマナ貯め要員と思われる使い魔を除外した上でグラフ(A)と同じく、各使い魔の使用回数を種族別に合計して割合を出すことにしました。
※マナ要員と思われる白虎、ハルフゥ、アナンタ、アプカルルは除外させて頂きました。
こちらがグラフ(B)になります。思ったよりも不死や海種が使われていて安心しました。そして注目すべきは魔族の使用率です。マナ要員を除外したとたんに使用率No.2へと転落しました。そして神族が魔族に入れ替わってNo.1へ。人獣は1ケタへ・・・。
さて、なぜこのような結果になったのか種族別に考察していきましょう。
■魔族
グラフ(A)で使用率No.1だった魔族がグラフ(B)で低下した原因は10コストの傭兵としての使用が多いためだと思われます。このゲームでは2つ以上の種族が入ったデッキを使用する場合、開始時のマナ量に5マナのペナルティが課せられますがサモンマナ持ちの「ミリア」を入れることで実質ミリアの召喚コストが5マナとなり、ペナルティが「チャラ」になるのです。このことから魔族は不死デッキを中心に傭兵としてマナ要員のみ使われるケースが多いようです。
■神族
グラフ(A)で使用率No.2だった神族がグラフ(B)でNo.1へと上がった原因は「10コス魔族が排除」されたためだと思われます。要は相対的に上がっただけでしょう。
■不死
グラフ(A)は全体的に10コストの占める割合が多いため、不死のように10コストが使いづらく傭兵として魔族などを使用するケースが多いとこのような結果となります。
■海種
海種に関しても不死と同様の理由で10コストが非常に使いづらく、傭兵として神族を使用するケースが多いためだと思われます。
■人獣
なぜグラフ(B)で大幅に減少してしまったのか。それは人獣にはパーシヴァルという有能なカードが存在するため、「パーシのついでにロロも入れよう(提案)」という流れで不死デッキなどに多用されているためだと思われます。
10コストが傭兵として利用される魔族と似ているのですが、唯一違うのは「大型使い魔が組みにくい」という点です。魔族にはバハムート・紅蓮の魔道師という優秀(使いやすいという意味で)なカードが○と△に存在しますが、人獣には風魔小太郎しか居ません。ガレアードといった選択もアリですが、クセが強いため敬遠されがちでしょう。フォルコン・ラドンも比較的使いやすいと思われますが、神族の風雷デッキの方が人気が高いようです。またラースジャイアント、フェンリル、ヨルムンガンドなどの大型は「特殊条件下」で強くなるカードのためクセが強いと言えます。
だいたいこんな感じだと思います。 さて、グラフ(B)は多くのプレイヤーにとってショッキングに見えたかもしれません。使用率No.1の神族と最下位人獣の差は実に20%なのですから。ですが、これは是正すべきなのでしょうか。仮に是正したとして、その先にあるべき姿とは全ての種族が20%前後で収まる「バランス配分」なのでしょうか?
私は種族の強さ的意味合いの格差は是正すべきと考えていますが、使用率格差は是正の必要は無いと思います。 各種族には初心者向け、上級者向け、逆転を狙うタイプ、安定的に攻めるタイプ、などそれぞれ異なった要素を持つべきだと考えています。全て同じような使用率だったら逆に不自然ではないでしょうか。
思うに、今のLOV3に最も必要なのは「各種族の特色」を出すこと、そして単色でも組みやすくすることではないでしょうか。たとえば人獣のパーシヴァルは強力なアーツを持ったカードで人獣の切り札とも言えます。しかしアーツ能力は他の種族にも使用可能であり、現状では他種族デッキのパーツとして使用されているケースが多い気がします。
小さすぎる混色のデメリットは各種族の特色を出すに当たり大きな障壁となっていると言っても過言ではありません。パーシヴァルやミリアは混色デッキのパーツとして使われるのが正しいのか、それとも種族独自の特色として使われるのが正しいのか、その答えをあなたはどう考えますか?
以前60コスト以上の使い魔別使用率を抽出しグラフ化した画像をツイッターに投稿したところ反響が大きかったので試験的に似たような感じの記事を書いてみることにした。ちなみに集計時やグラフ化の過程で入力ミスなどがあるかもしれませんので、こちらの情報は「目安」として下さい。
まず、12/6~1/14の使い魔使用率ランキングはこちら
12/16-1/14 | ||
順位 | 使い魔 | 使用回数 |
1位 | ミリア | 777,779 |
2位 | ルナ | 576,335 |
3位 | 鳳凰 | 502,392 |
4位 | ターラカ | 449,596 |
5位 | セルディッド | 430,434 |
6位 | ソドム | 378,626 |
7位 | バハムート | 369,164 |
8位 | 紅蓮の魔導師 | 351,602 |
9位 | キマ | 345,542 |
10位 | ロロ | 305,809 |
11位 | イージス | 304,215 |
12位 | オオモノヌシ | 292,755 |
13位 | かまいたち | 286,047 |
14位 | ボム | 263,528 |
15位 | グリンブルスティ | 263,528 |
16位 | ベドラム | 246,639 |
17位 | ヘラ | 246,025 |
18位 | ペルセポネ | 229,047 |
19位 | 白虎 | 220,098 |
20位 | ハルフゥ | 196,665 |
21位 | 朱雀 | 185,372 |
22位 | アナンタ | 183,460 |
23位 | マッドハッター | 177,551 |
24位 | パーシヴァル | 174,666 |
25位 | アプカルル | 167,979 |
26位 | 女王ジンガ | 151,430 |
27位 | シェラハ | 148,139 |
28位 | オーディン | 144,462 |
29位 | 風魔小太郎 | 129,827 |
30位 | レッドライダー | 126,827 |
31位 | ニーミア | 124,883 |
32位 | 深きものども | 121,853 |
33位 | サボテンダー | 121,740 |
34位 | サルーイン | 120,149 |
35位 | プルートー | 119,662 |
36位 | ポポ | 118,149 |
37位 | ロッシュ | 114,514 |
38位 | わだつみ | 111,390 |
39位 | 雷神 | 109,832 |
40位 | 風神 | 109,642 |
41位 | レネゲイド | 106,257 |
42位 | カリガリ博士 | 102,466 |
43位 | エリゴス | 100,594 |
44位 | ガルファス | 99,730 |
45位 | デス | 96,428 |
46位 | ビルヒーゲル | 92,405 |
47位 | 死を喰らう男 | 89,398 |
48位 | ラー | 88,731 |
49位 | とうてつ | 87,747 |
50位 | ラース・ジャイアント | 82,526 |
計 | 10,743,635 |
注目すべきは前回38位だった「オーディン」がさりげなく28位と順位爆上げで風魔小太郎の使用回数を抜いていることでしょう。人獣使いから悲痛な叫びが聞こえてきそうですね・・・(白目)
ただ50位にラース・ジャイアントが新たに入ってきたので人獣にも若干ではありますが希望は残っている模様。
ちなみに他の使い魔たちに大きな動きは無く、平常運転です。しいて言えば前回48位だったラミリィが50位から漏れているぐらいでしょうか。ラミリィと一緒になって使われることの多い「とうてつ」が49位に居ますので、大幅に順位が落ちているわけでは無さそうです。
さて、こちらの使い魔使用率ランキングというのは「素の数字」を見ても「魔族多いなぁ」ぐらいの感想しか出てこないと思います。しかし、「バハムート」「紅蓮の魔導師」が目立っているだけであり、皆さんが思っているより魔族は少ないんじゃないかと感じるのです。ちなみにセンターモニターで一応「種族別使用率」の統計データが見れるのですが、どうにも「主人公の選択した種族」で計測されている(?)という話らしく、それならと12/16~1/14使い魔使用率ランキングを基に別途「種族別使用率」を作ってみました。
まずはグラフ(A)です。こちらのグラフは上記の12/6~1/14の使い魔使用率ランキングの各使い魔の使用回数を種族別に合計して割合を出したものです。グラフ(A)を見ると魔族が最も多く、人獣が最も少ない種族となっています。さて、これだけ見るといつもセンターモニターの統計で見るのとあまり変わらないですね。実際のセンターモニターの種族別使用率を取ってきたので比較してみましょう。
魔族:28.4%
神族:26.6%
海種:15.3%
人獣:15.3%
不死:14.4%
調査日:1/15(調査期間:1/8~1/14)
人獣の差が目立つ程度でそこまで大きい違いは無いようです。ただし、センターモニターの種族別使用率と使い魔使用率ランキングは統計の期間が異なりますので、大なり小なり誤差が出てしまいます。何よりも前述のとおりセンターモニターの種族別使用率は「基準が不明瞭」なため、実用的とは言えません。かといって私が作ったグラフ(A)も正確とは言えないでしょう。
現環境においては複数の種族を入れることが当たり前のようになっているので10コストは魔族、20コスト以上は別種族、などというのも少なくありません。その場合、実際に戦闘で活躍するのは20コスト以上の別種族ですが、キッチリと10コストのマナ貯め要員も統計に反映されるのです。それで「魔族が多い」と本当に言えるでしょうか。
そこで私は10コスト及びマナ貯め要員と思われる使い魔を除外した上でグラフ(A)と同じく、各使い魔の使用回数を種族別に合計して割合を出すことにしました。
※マナ要員と思われる白虎、ハルフゥ、アナンタ、アプカルルは除外させて頂きました。
こちらがグラフ(B)になります。思ったよりも不死や海種が使われていて安心しました。そして注目すべきは魔族の使用率です。マナ要員を除外したとたんに使用率No.2へと転落しました。そして神族が魔族に入れ替わってNo.1へ。人獣は1ケタへ・・・。
さて、なぜこのような結果になったのか種族別に考察していきましょう。
■魔族
グラフ(A)で使用率No.1だった魔族がグラフ(B)で低下した原因は10コストの傭兵としての使用が多いためだと思われます。このゲームでは2つ以上の種族が入ったデッキを使用する場合、開始時のマナ量に5マナのペナルティが課せられますがサモンマナ持ちの「ミリア」を入れることで実質ミリアの召喚コストが5マナとなり、ペナルティが「チャラ」になるのです。このことから魔族は不死デッキを中心に傭兵としてマナ要員のみ使われるケースが多いようです。
■神族
グラフ(A)で使用率No.2だった神族がグラフ(B)でNo.1へと上がった原因は「10コス魔族が排除」されたためだと思われます。要は相対的に上がっただけでしょう。
■不死
グラフ(A)は全体的に10コストの占める割合が多いため、不死のように10コストが使いづらく傭兵として魔族などを使用するケースが多いとこのような結果となります。
■海種
海種に関しても不死と同様の理由で10コストが非常に使いづらく、傭兵として神族を使用するケースが多いためだと思われます。
■人獣
なぜグラフ(B)で大幅に減少してしまったのか。それは人獣にはパーシヴァルという有能なカードが存在するため、「パーシのついでにロロも入れよう(提案)」という流れで不死デッキなどに多用されているためだと思われます。
10コストが傭兵として利用される魔族と似ているのですが、唯一違うのは「大型使い魔が組みにくい」という点です。魔族にはバハムート・紅蓮の魔道師という優秀(使いやすいという意味で)なカードが○と△に存在しますが、人獣には風魔小太郎しか居ません。ガレアードといった選択もアリですが、クセが強いため敬遠されがちでしょう。フォルコン・ラドンも比較的使いやすいと思われますが、神族の風雷デッキの方が人気が高いようです。またラースジャイアント、フェンリル、ヨルムンガンドなどの大型は「特殊条件下」で強くなるカードのためクセが強いと言えます。
だいたいこんな感じだと思います。 さて、グラフ(B)は多くのプレイヤーにとってショッキングに見えたかもしれません。使用率No.1の神族と最下位人獣の差は実に20%なのですから。ですが、これは是正すべきなのでしょうか。仮に是正したとして、その先にあるべき姿とは全ての種族が20%前後で収まる「バランス配分」なのでしょうか?
私は種族の強さ的意味合いの格差は是正すべきと考えていますが、使用率格差は是正の必要は無いと思います。 各種族には初心者向け、上級者向け、逆転を狙うタイプ、安定的に攻めるタイプ、などそれぞれ異なった要素を持つべきだと考えています。全て同じような使用率だったら逆に不自然ではないでしょうか。
思うに、今のLOV3に最も必要なのは「各種族の特色」を出すこと、そして単色でも組みやすくすることではないでしょうか。たとえば人獣のパーシヴァルは強力なアーツを持ったカードで人獣の切り札とも言えます。しかしアーツ能力は他の種族にも使用可能であり、現状では他種族デッキのパーツとして使用されているケースが多い気がします。
小さすぎる混色のデメリットは各種族の特色を出すに当たり大きな障壁となっていると言っても過言ではありません。パーシヴァルやミリアは混色デッキのパーツとして使われるのが正しいのか、それとも種族独自の特色として使われるのが正しいのか、その答えをあなたはどう考えますか?
書いてる途中でプロット無視しました。ごめんなさい。
最後が極論みたいになりましたが、実際問題パーシヴァルのパーツ化は人獣の「移動速度」という個性を奪っているような気がしてならないのです。
ただ逆にパーシヴァルやミリアのパーツ化によって可能性を秘めたデッキが登場しているのも事実であり、どっちが正しい、というのもおかしな話かもしれません・・・。
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